ゲゲゲの鬼太郎(第4期)1996年  感想 その11 56話~64話

UnsplashArthur Ogleznevが撮影した写真

目次

・※注意点

本記事にはネタバレが含まれています。

ネタバレを嫌う方、まだ未視聴の方などブラウザバックをお願いします。

 

 

 

 

#56話 水変化! 妖怪水虎

 

オススメ度 ★☆☆

 

水虎は妖怪総出で封印したという……本当だろうか?だとしたら、劇場版並みの大冒険にできるポテンシャルを秘めている回だと思うが……。

UnsplashClovis Woodが撮影した写真

そんな風には見えないな、と思ってしまう。

 

 

水虎と対峙する鬼太郎、今までの妖怪ではあまり見なかったほどに、妖怪センサーの髪の毛がビンビンになっている。

このあたりの演出は前述の情報と矛盾はないか……。

 

水虎が吐く大量の水による水流攻撃を霊毛チャンチャンコを盾にして防ぐ。
……いろいろ汎用性が高い、チャンチャンコだと思う……。
あるときは妖怪を絡め取って圧縮し消滅させるし、あるときは縛る
ことにも活用できる。

バラエティーに富んでいる……いや正直、富みすぎではないかと思うほど。

 

鬼太郎は水虎とともに上空に上がり、冷気をため???、その後水の中で発散。水虎ごと冷凍する。

……このあたりはイマイチ理解が出来なかった。

水虎を撃破し、鬼太郎は凍らず、ダムから脱する。
どうして凍らなかったのかという目玉のおやじの問いかけには

「僕は父さんの子ですよ」

の一言で片付けられた。

……それだけ!

まあ、ここまでアニメを見ていて、鬼太郎の不死身性はたたき込まれているので、鬼太郎ならばさもありなん、で片付く話だ。

ただ、それよりも今回は、尺的な問題もあったんじゃないかと思う。

時間もないことだし、面倒な説明はナシで終わらせたかったように見えた。

 

 

#57話 吸血鬼エリート!

 

オススメ度 ★★★

 

 

吸血鬼妖怪。
どことなく過去回と似ていると思った。
楽器を手に、対象者を路地裏に誘い込み襲う……そう、夜叉の回だ。

 

夜叉と比べると、人間らしい見た目に寄せられているし、見せ方もおどろおどろしさは減少している。

Image by Syaibatul Hamdi from Pixabay

ただしエリート(吸血鬼)は、狡猾さやいやらしさが強く、そういうところは夜叉に勝っている魅力だと感じた。

 

冒頭の見せ方は良かった。
ギターを鳴らして美女を誘い込み、幻覚のバラを見せ、手に取った瞬間、首元にかみつく。
映像はそこで上空の禍々しく光る赤い三日月にパーンと移動。オーソドックスかもしれないが、この一連の見せ方は良いと思った。

 

エリート美女連続失踪事件が発生し鬼太郎に依頼が来る。

鬼太郎に依頼してきた家の娘さんは、薬学的な研究もしているらしい。才色兼備極まるという別嬪さん。

 

「嗅ぎ覚えのある匂いじゃのう」って、目玉のおやじに鼻をひくつかせいうのだが……目玉のおやじに、鼻はあったのか!と驚く(笑

 

ちょっと本筋からそれる指摘になるが、おならという毒ガスを送り込むためにねずみ男は空調設備の一部にむかい屁をこく……のだが……どうもそれが業務用エアコンの室外機のようなものに屁をこいているように見えた。

もし室外機であるなら、おならの気体は、おそらく室内に入り込まないと思うのだが……どうなのだろう。

換気機能もあるのだろうか?

 

 

コウモリの大群によって運ばれる吸血鬼たちを、鬼太郎は自分の足で走って追う……なんで、一反木綿を使わないのだろうか?

目立つからか

 

鬼太郎を倒すため、エリートは鬼太郎から盗んだ本人の髪の毛の一部をオタマジャクシに食べさせる。すると、オタマジャクシは動き出し、鬼太郎を操るため、おたまじゃくしが音符となり、楽譜を作る。

面白い設定だと思った。

 

チースッター祭、チースッタの神というのは安直だが、ちょっと面白いネーミングだと感じた。子ども向けならば、むしろグッドなネーミングだと感じた。

 

『エリート美女を襲うのは、その血を飲めば賢くなるから』らしいのだが、そもそも何を持ってエリート(吸血鬼)は判断しているのだろうか?
よく言われがちなIQの問題なのだろうか……?
しかしアニメで見ている限り、単純なIQ的な問題だけではなく、『頭を使う仕事で、社会的な成功を得た別嬪さん』を狙っているらしいと推測される。

しかし社会的な成功だと、当然社会的な注目を集めているパターンも多い、そうであるならば襲うリスクが高いような気がする。
実際、そのリスクを踏んでしまったことで、鬼太郎登場からの敗北ルートに入ってしまったわけだ。
エリート吸血鬼なのにそこがわからなかった……、最大の敗因はエリート自身の浅はかさだったのだろうとおもう(笑

 

あと個人的に印象に残ったのはエリートの根城の横に人間を溶かすという砂地獄があるという設定もよかった……が、気になる。

これはなんだろうか?詳しく知りたいと思った。

あと、吸血鬼が倒れると、これまで行方不明だった女性たちが復活するのはいい話だが、やや都合が良すぎるように感じはした。

ただ子ども向けということを考慮すると、犠牲者が大量に出る残酷さを物語に盛り込むのは、「よろしくない」という判断があったのかなとも思う。

 

 

#58話 冷凍妖怪・雪ん子

 

オススメ度 ★☆☆

 

 

過去回にて、難敵である水虎を冷凍による攻撃で、撃退していたはずの鬼太郎。

にもかかわらず、意外とあっさり、雪男たちの攻撃で凍ってしまった。うーん。

 

 

重箱の隅をつつくのだが、最後のシーン動物大集合のときに、熊が出てきたのだが……冬眠はしないのだろうか?と気になった。まあ、森の動物勢揃いの絵を作りたかったので、熊も含めて描いただけだと推測するが。

 

#59話 妖怪オバリヨン!

 

オススメ度 ★★★

 

オバリヨンという正体不明の球体の妖怪。

このアニメが96年頃の作品なので、そのさらに30年前というと、1966年くらいの東京の風景なのだろうと思う。

当時は、まだ完全なアスファルトジャングルというわけではなく、むき出しの地面も多数あるように見えた。

 

UnsplashArthur Ogleznevが撮影した写真

寿命によって死ぬ定めだとしても、結果的にその引き金を引く役回りになったのはオバリヨンだったのは違いないと思う。だとしたら、責任を問われるのもやむなしという気もする。。

まあ、しかし結果的に時を超えて、姉妹で出会い、理想の一日を過ごせたということなら、30年かかったとはいえ、ハッピーエンド。収まるべき所に収まった感はある。

それにしても人が亡くなる系の話、姉妹が仲良くやっている姿などは目頭が熱くなる。

文句のない感動回だと思う。

 

#60話 ぬらりひょんの陰謀!

 

オススメ度 ★☆☆

 

ぬらりひょんの回。
裁判の回から、ぬらりひょんがライバル的な立ち位置になっているのは違いない。

ぬらりひょん回は、妖怪モノ……というよりもバトルモノや怪獣モノの感じが濃いことが多い気がするのはなぜだろうか。

 

鬼太郎はイカに食われても、不死身だから大丈夫だと思ってしまう。

 

 

/珠が割れ、鬼太郎復活。そのときの画が良かった。
海から泡立ち、渦の柱が天に向かい、その先端から、鬼太郎が現れる。

Image by falco from Pixabay

音楽も相まって、ヒーローらしい復活シーンだと思った。

ぬらりひょんが負け惜しみを言う、このあたりは完全にアンパンマンと同様か。

 

#61話 妖怪いやみにご用心

 

オススメ度 ★★★

 

 

動物園内の動物を、解放し街へ繰り出すシーンが出てくる……のだが、確かそんな映画があった気がする……、12モンキーズだったか?
それを少しだけ思い出した。

ちなみに12モンキーズは名作映画で是非見るべきだと個人的には思う。今から考えるとさすがに古い映画にはなるが、それでも見応えはあると思っている。

ねずみ男ではないが、外見は似ている。そんな妖怪いやみ。人間の欲に密接に絡む凝縮した敵でかなり厄介。

ビジュアルも非常に印象的で、なんとも表現のしづらいさ部分を含め忘れることができない。

いやみの攻撃によって、人も鬼太郎も狂う。
笑顔や愛想の裏側にある人間の負の部分、感情制御のエネルギーなどを搾取する妖怪といえるのだろうか。
しかし、憎しみや怠惰などの気持ちも、元々人間がかすかでも持っている感情。ゆえに、完全に切り離すこともできない。
そういうデリケートで繊細な部分を突いてくる『いやみ』はたしかに厄介な妖怪であると思う。

 

また攻撃方法も奇怪。

UnsplashAlexandre Debièveが撮影した写真

口をとがらせ、ストローのようにして被害者の口からでるピンク色の気体を吸い込む。
その様はなかなか気色悪い。
いやみのヴィジュアルと相まって、その印象は強烈である。

しかし強烈であるということは、キャラ作りという点からみれば完璧だとも思う。

いやみという強烈な個性のキャラを楽しむ回だと感じた。

 

#62話 怪奇! ばけ猫街道

 

オススメ度 ★☆☆

 

化け猫により、狂犬病のような症状に陥る人間が多数出るという話。

 

動物がひき殺される問題を取り上げたのは、高度成長期から90年代にかけて大きく発展した自動車社会の負の側面があったからだろうか。

 

妖怪があやつるトラックが後方から襲ってくるという話……なのだが、どうも、こういう映画があったような気がしてならない。
なんだろうとおもって考えていたが、ついに『激突!』という映画を思い出す。

Image by Peter H from Pixabay

私自身、見てはいないので確実なことはいえないが、予告編などを見た限り、トラックの姿や、不気味に後方から迫る感じなど、『激突!』の風味を感じた。

ちなみに激突!はジョジョでも出てきたと思う

 

 

CMに入る直前の部分で、ねずみ男、化け猫などにフォーカスする。時間調整かな、と思われる感じがして面白かった。

 

化け猫に勝つのに、マタタビを持って制圧する。よく考えればありがちな攻略法、しかし知恵は知恵。知恵の勝利だった。

 

#63話 メンソーレ! 妖怪ホテル

 

オススメ度 ★☆☆

 

沖縄回。通年アニメでありがちなパターンだと思った。
沖縄回、戦争回、クリスマス回、正月回、水着回あたりは鉄板というかよく出てくるテーマだと感じる。

 

というか沖縄の妖怪のキジムナー……かわいすぎるだろ、とは思った(笑

Image by Keisuke Okumura from Pixabay

あの丸っこくてちっこい妖精のような存在、愛らしいことこの上ない。

それにしても、沖縄の【キジムナー】とか北海道の【コロポックル】とか、もののけ姫にでた【木霊】とかそういう森の精霊のようなものは各地に存在しているのか?などと愛らしいキジムナーを見ながら考える。

ハイビスカスを飾りたいならば、部屋の稼働率を常に99%以上にするしかないのではないか、と思った。
非効率をドンドン切り捨てる思想は、90年代くらい、デフレ時代の入り口から顕著になっていったように思う。

今の時代はいろいろとさらに深刻化したような気もするが……。

 

#64話 激争! 妖怪ラリー

 

オススメ度 ★☆☆

 

デジタル絵になったのがすごくわかるのだが、どこか、変な感じ。色彩は濃くてはっきりしているが、なにかぼやっとしたような画に見える……。

 

妖怪ラリーのイベント、たのしいイベントかと思いきや、黒幕はぬらりひょんの回。

 

妖怪石というなんでも願いが叶う石……なのだが、強すぎる。

そもそも論になるが、ぬらりひょんはその石を直接使用して鬼太郎を倒すか、鬼太郎を超える力を得れば、第四期鬼太郎はぬらりひょん勝利で幕を閉じていたと思うのだが……。

 

Image by Alicja from Pixabay

あと、妖怪石の見た目がどうしても尿路結石を思い起こさせる……(苦笑

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