
UnsplashのRaphael Lopesが撮影した写真
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本記事にはネタバレが含まれています。
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#65話 驚異! マンモスフラワー
オススメ度 ★☆☆
マンモスフラワーといい、植物が敵となって立ち塞がる話が多いと思ったが、なぜだろう?

UnsplashのColin + Megが撮影した写真
そういえば南国系の植物が多いのも気になる。これは南方の戦線に派兵された水木氏の経験から来るものなのだろうか?などと考えるが、詳しくはわからない。
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ねずみ男がマンモスフラワーと合体してしまう。植物との合体話で思い出すのは千年竹だったか……。
それにしても、ねずみ男はよく植物と合体する。
ちなみに話としては千年竹の方が良かったな、と個人的には思う。
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マンモスフラワー回は妖怪というよりほぼ怪獣映画的な話。
そして、他の見所としては、平成初期の東京ビックサイトなどの湾岸エリアらしきかんじを見られるところ。
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自衛隊登場。こういう所も怪獣映画を彷彿とさせる。まぁ怪獣ものにも手を伸ばせる鬼太郎アニメのすごさといえるのかもしれない。
#66話 風雲! 妖怪城(前編)
オススメ度 ★★☆
風雲たけし城……ではない、妖怪城である。

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たんたん坊のヴィジュアルは怖い……が、82話の大首のヴィジュアルと似ている。
もちろん、同じ首の妖怪だからといえばそうなのだが……しかし痰(のようなもの。カルシウムの塊)を吐いて攻撃などの技も似ているように感じた。
さらに、見ていて思ったことがある。それはこの妖怪のモデルについて。
緑がかっている皮膚、頭のてっぺんを剃る髪型、半分飛び出したような目玉、なんとなくだが、討ち取られ、晒された武者の首が腐敗などを経て、無念のうちに妖怪化したモノなのか?と感じてしまった。
それは今回が城を土台として展開していく話だから余計にそう感じたのかもしれないが……。
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わりと鬼太郎アニメにて多いパターンだが、やはり今回も妖怪城などの物語上の重要情報を、砂かけ婆と子泣き爺の会話劇で一気に説明しきっていた。
ちょっと粗い感じがしたが、尺のせいだろう
ただその説明でも、『誰が』強力なたんたん坊たちを封印したのかはわからなかった。
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二口女は、和製メドューサといった感じがした。
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なぜ温泉に入れるのかという疑問が鬼太郎に生じると、すぐにたんたん坊が説明してくれていたのは親切設計だとおもった(笑
でもこういうところは少し駆け足感が出てしまうのでよくはない気がする。
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追加で驚いたのはかまいたちのビジュアルだった。もっとイタチっぽい、動物型の妖怪化と思っていたが、かなり人型だった。
#67話 風雲! 妖怪城(後編)
オススメ度 ★★☆
だましたなーとねずみ男はいうのだが、5人の妖怪を生け贄にといわれた段階で、その場にいる妖怪はねずみ男含めて5体の妖怪しかいない。
深く考えるまでもなく生け贄の頭数に、自身が含まれるだろうというのはわかりそうなものなのだが……。
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鬼太郎が放った下駄はたんたん坊の柔らかそうな頭部を貫通する。
その柔らかな感じは腐敗が生じたせいかと考える。
なにがともあれグロテスクだった。
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EDにはいるときも、大急ぎで入ったという印象、尺的にはギリギリだったのだろうか。駆け足感がある。もっと3~4話くらいかけても良いのにと思う。
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それにしても、上下分割回であるのだが、なんとなく面白さが今一歩足りないという気がした。
#68話 荒海の伝説・磯女!
オススメ度 ★★★
昭和の頃にハイキングなどでよく見られた(と思われる。当時私は生きていない)ロビンフット的な帽子をかぶっている鬼太郎は珍しい。キュートな鬼太郎だろうか(笑

Image by Sasin Tipchai from Pixabay
そしてそんなその格好を鬼太郎がわざわざしているのは、猫娘がデートを楽しみにしていたかららしい。
しかしハイキングという名目のデートはご破算。結果的に、ねずみ男に邪魔をされた格好になる。
もちろん鬼太郎は朴念仁なので、デートなどはどうでもいい。
性格的に猫娘とのデートハイキングなんぞより、人助けを優先する。甲斐性はないが、そこが鬼太郎らしい(笑
でもそんな甲斐性のない鬼太郎が好きなのだから、猫娘もどうしようもないキャラだと言えるかも(笑
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ビジュアルは印象的。さらに赤子らしき存在が黒幕とは……グロテスク、だからこそ良いキャラだと思う
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そういえばふと思ったが、今回の磯女、これまでのさざえ鬼、半魚人など海に関する妖怪は凶暴で敵対的な描かれかたをされる妖怪が多い気がした。
どうしてだろう?
海難事故の死亡率は高い(=人食いとも解釈できる)せいかなと推測した。
#69話 悪魔ブエルとやかんづる
オススメ度 ★★☆
西洋悪魔登場回。たまにあるようだ、前に印象的だったのはベリアルだったか。
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敵の術は不思議なもので、どうやら手を操る妖術らしい。
まんまとひっかかり鬼太郎一行は追い詰められる。
そして鬼太郎と対峙しているときに、子泣き爺はいう。
「おかげで恐ろしい思いをしたわい」と。
手を操る妖術のせいで、砂かけ婆と手を握ったことを指しての発言。もちろんギャグなのだが、ちょっと面白かった。
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ブエルの姿はなんともいえない怪しい見た目、大きな顔に、なぜか馬の足のようなものが無数に生えていて、まがまがしい太陽のようにも見えなくもない。
奇怪で恐ろしげな姿は西洋悪魔らしいといえばそうかもしれない。
ブエルは鬼太郎たちを抹殺するために、大量の悪魔たちを呼び寄せる。空を埋めるほどの大きな黒い筋はすべて悪魔悪鬼の集合体、さながら西洋版百鬼夜行といえるだろうか。
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さて大量の悪魔を召喚されて鬼太郎たちは苦戦する……かと思いきや、鬼太郎は速攻で【やかんづる】と言う妖怪を呼びだし、片をつける。
やかんずるが強すぎる。
やかんづるの姿も異常。どことなく、馬やイノシシなどの四足歩行の陸上生物を思わせる肉体に、筒状の頭部がついている姿。
頭部の筒は虚空に繋がっている。そこからすべてを吸い込む妖怪である。
このあたりは過去回の【のづち】にかなり酷似すると思う。
ブエルもブエルで悪意があり、強力な妖怪だとはおもったが、やかんづるはそれとは違う方向性の恐ろしさを持つ妖怪だなと思う。
それこそ地震や洪水といった人の範疇を超えた出来事、まさに天災のような怖さを感じた、と言えばいいのか。
そのあたりは悪魔と妖怪の違いなのかもしれないが……ともかくやかんずるは不気味で厄介な妖怪だなと感じた。
ブエルは悪魔の大軍を召喚し、鬼太郎はやかんづるを召喚してバトル。軍配は鬼太郎に上がった。
ブエル、やかんづる、そういう癖の強い妖怪が楽しい回。
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余談だが、空を埋めるほど大量の妖怪と、それを吸い込んで消滅させる展開というと……間違っていたらアレだが、犬夜叉というアニメで、空を埋める妖怪たちを、弥勒という坊さんキャラが手のひらの穴で吸い込んで消す話を思い出した。
#70話 怪気象! 妖怪ぐわごぜ
オススメ度 ★☆☆
水木先生?らしき漫画家が登場する回。
ねずみ男が、レーシングスーツをまとってバイクを運転しているのは貴重だと思った。

UnsplashのMihai Neaguが撮影した写真
車の運転もでき、バイクの運転もできるというのは、普通免許、中型二輪免許を取得しているハズ、……なかなかすごいと思った。
それにしてもねずみ男は、ゲームセンターやバイク便など、なんだかんだと忙しく働いている。
現金収入の面でいえば、鬼太郎より稼いでる可能性が高いだろうか(笑
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目玉のおやじが内側からコントロールしているというより、ただ暴れているだけだと思った。
あれで吐いてしまうのなら、飲み込む攻撃は全く向いていないと思った。
#71話 オベベ沼の妖怪!
オススメ度 ★★★
こういう話に弱い、たまに繰り出される感動回である。
カワウソの性格は、狡猾で、ねずみ男よりもたちが悪い。
半分ボケて入るが善良な爺さんとのふれあいの中で、カワウソの性格は矯正されていく。

UnsplashのAnnie Sprattが撮影した写真
他者のため、それがどういうことか、そういう学びがある素敵な回。
人助けをした、と思ったら、これまでの業がタイミング悪く一気にふりかかる……いや、これこそ善因善果悪因悪果という話だろう。
ぬらりひょんたちにボコボコにされてしまうのか……というところで、そこにヒーロー鬼太郎が登場。神様仏様鬼太郎様である。
やはり善行をするものを見捨てなかったのだ、こうして大団円。
日本昔話のようなすばらしい回だと思った。
#72話 出現! 天狐の地底王国
オススメ度 ★★★
警備員として働いているねずみ男。いやいや、もしや彼、意外と勤勉な存在なのではないか?と思う。
鬼太郎は山奥の藁屋でのんびり過ごし、他方ねずみ男は警備員として働いている。ここだけ切り取るならば、ねずみ男の方が立派とも言えるか(笑
ただし、もちろん鬼太郎は命がけで人助けをしている、しかも、金銭をほとんど受け取ることなく、である(せいぜい食事をごちそうしてもらうくらいである)。
鬼太郎が対価を金銭で受け取っていたなら、今頃、東京の一等地で豪邸暮らしもできたかもしれない。
少なくとも山奥のつつましげな藁屋で過ごす必要はなかっただろう。
まあ、もちろん鬼太郎が静かで慣れ親しんだ山奥暮らしをすてて、東京の一等地の豪邸で暮らすことに興味を持つとは思えないが……。
ともかく金銭の授受なく、人の命を救う活動をする鬼太郎が立派なのは揺るがないと思う。
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ここからは私自身の独断と偏見を多分に含んだ話になってしまうのだが、今回、見終わってから少々思うところがある。
それはこの一連の企みが果たして空狐の独断で行われたものだったのか、ということである。
ようするに、このデパート閉じ込めの一件の裏で天狐が糸を引いていた……そこまで行かなくとも、多少天孤の影響があったのではないか、と思うのだ。

UnsplashのKazuhiro Yoshimuraが撮影した写真
そう考えるのにはいくつか理由がある。
まず第一に、狐系の妖怪はかなり厄介なモノが多いということだ。
前に出てきた、白山坊などをみればわかりやすい。
かなり策を練って行動するというイメージが強い。
第二には、序列最高格の天狐と序列上位であるはずの空狐に、性格の面で大きな隔たりがみえること。
天狐はさすが神霊クラスといってもいいほどの人格の深さなどが感じられる一方、空孤は世俗的で損得にうるさく、契約を破れば、デパートごと封印してしまうような気性である。
菩薩と修羅ほどに違う気がする。
こういったことを総合して考えると、やはり浮かんでくるのは、天狐が策を弄したのではないかという疑念である。
天狐的に、デパート側の信仰を失いたくないと思う一方で、自分のイメージは壊したくないし、手も汚したくない。
であれば、己はあえて眠りにつき、気性の荒い空狐をデパートのお守り役に据えておく。
あとは気性が荒く、計算高い空孤が暴れ出すのを待ち、事件発生後、良い頃合いで登場し事件を収める。
こういう絵図なら天狐は自身のすごさや神性を全く損なうことなく、デパート側からの信仰も再度受け取ることができる。
万事解決である。
しかし、天狐がここまで策略を巡らせていたとは、さすがに私の考えすぎかもしれない。
天狐クラスにとってみれば、デパート側からの信仰も別にあってもなくてもいいようなとる足らないモノなのかもしれないし、そもそも信仰を受けるかどうか、ということ自体もどうでも良い考えているかもしれない。
それほどに人格の深さを感じたのは事実だ。
まあ、ともかくすべては丸く収まったわけだし、誰も損をしていない訳だから、誰が黒幕と探偵ごっこをするのは野暮だろうか(笑

