ゲゲゲの鬼太郎(第4期)1996年  感想 その4 13話~16話

UnsplashAziz Acharkiが撮影した写真

 

目次

・※注意点

本記事にはネタバレが含まれています。

ネタバレを嫌う方、まだ未視聴の方などブラウザバックをお願いします。

 

 

 

 

#13話 妖怪屋敷へいらっしゃい

 

オススメ度 ★★★

 

 

よく考えたら、ねずみ男のお金を稼ごうという姿勢、すごいかもしれない。

さすが人間の血が混じった半妖だろうか(笑

UnsplashJonathan Borbaが撮影した写真

 

このあたり、世間とうまく噛み合うことができれば成功の目もありうるのではないか、と彼のアグレッシブさを見て思った。

ねずみ男が欲望の権化といえばそうだろう……しかし仕事をやるというのは、ある意味こういう姿勢も含むモノだろうから、彼の欲望に忠実なところを笑うことはできないのではないか、と年をとってから思うようになった。

 

傲慢が過ぎて「妖怪なんざいねえ」と暴力を振るったり、ハンドガンを乱射するのは、いただけない。
が、それにしても子泣き爺にむかってハンドガンを連射したのは、逆に面白かった。

 

 

物理学でノーベル賞ってすごくないか、と単純に思う。
妖怪を否定する、しないは個人の自由なのでどうでもいいのだが、人類に貢献した発明がノーベル賞の大義だったと思うので、そういう受賞者を滑稽な存在として扱うのは微妙な気はする。

しかし実際はそこまで考える必要はなく、おそらく子どもたちにわかりやすく、科学至上主義的な姿勢の危うさを示すために引っ張ってきただけの肩書きだとは思うので、そこまで目くじらを立てることではない。

 

UnsplashKiya Golaraが撮影した写真

畑怨霊のビジュアルは怖すぎる!
日本画的な怖さも含まれているように感じる。口からおどろおどろしい火炎をはき続けながら、大きな恐ろしい顔!
まさに怨霊という感じを受けた。

 

超便利アイテムの霊毛チャンチャンコが活躍。
死んだ母親が登場するのだが、すごい展開だと思った。

 

 

前半部分は、不遜な人間を懲らしめる気軽な内容で、それで終わるかと思いきや、流れが変わる。
母の死によって己の人生に希望を持てなくなった少年の心が変わっていく過程を描く……これを30分で走りきるってすごいなと思う。

正直、2話に分割しても良かったかなと思う。

 

#14話 蜃気楼海竜・みずち

 

オススメ度★★☆

 

三味線だろうか、徐福の声が響いた瞬間、べんべーん、と流れたBGM、すごく印象的だった。

UnsplashJem Sahagunが撮影した写真

このアニメ、やはりBGMがすばらしいの一言につきる。

 

霞の向こうに浮かぶ蓬莱島はたしかにうつくしい。

ただ少し不思議に思ったのは蓬莱島の全景である。というのは、季節感がおかしいような気がした。

UnsplashBehzad Ghaffarianが撮影した写真

私の見間違えでないという前提で言うと、『秋の紅葉のあざやかさ』や『五月の新緑の瑞々しさ』、『咲き乱れる春の花々の華やかさ』、そういう一切をたくし込んで幽玄の中に浮かんでいるようにみえた。

紅葉と花々が同時に見えるというのは本来はあり得ない。

 

しかし、蓬莱島は桃源郷らしい。

そういう性質があることを考えると、現実的にああだ、こうだ、と考えることは、ナンセンスなのかもしれない。

矛盾を超えた先にある夢幻の美しさ、それこそ桃源郷ということか。

 

 

それにしてもみずちという妖怪、これは完全に【怪獣】だった。妖怪アニメであり、怪獣アニメでもあるのかもしれない(笑

 

キャッチボールをしながら息子との日々を思い出すというシーンは良かった。
当初ぼんやりとしていて、息子の投げたボールをキャッチすらままならないオヤジが、キャッチボールを重ねるうちに、だんだんと思い出していく。

そして最後には、力強いボールを投げる。

力強いボールを投げたこと=親子の情を取り戻した瞬間ということを現しているのかな?と思った。

 

また締めの目玉のおやじのセリフも憎い。

「永遠の命など人間には必要ないのかもしれん、もっと素晴らしいものを人間はもっておるんじゃ」

という目玉のおやじの台詞も、かなり深い。
今回の『永遠の命』にまつわる事件を経て、最後に行き着くのが、この台詞である。なかなか考えさせられるアニメだと思う。

というか目玉のおやじの人間性が高すぎて、引くほどである。
妖怪というより(慈悲深さや人格面で見れば)神霊クラスではないのか、と思う。
(こないだ登場した)某カルラ神という神霊よりも、懐深いのでは……と思ってしまった(笑

 

#15話 悪夢! 妖怪まくら返し

 

オススメ度 ★☆☆

 

つるべ火登場。炎攻撃の際に活躍する妖怪。私の記憶違いでなければおそらく初登場だろうか?

つるべ火はけっこう登場するキャラなので覚えておいても良いかもしれない。

UnsplashAziz Acharkiが撮影した写真

光による攻撃や炎による攻撃が必要なときは、重宝するキャラである。

 

夢へ続く虹の橋を、けんけんで進むというシーンも興味深いシーンに見えた。

虹の橋をけんけんでいくという発想は自分には考えつかなかったので。

 

まくらがえしが塩を浴びて溶けるシーンは、けっこうグロテスク。
しかしなんで塩で溶けるのだろうか?

ナメクジなどの軟体動物が溶けるイメージがあるのだが、なぜだろう。

 

 

テーマ的には塾通いなどで子どもっぽく遊べない時代、そこにつけ込む妖怪という構図だった。

これも社会派かもしれない。

 

#16話 あかなめと白うねり

 

オススメ度 ★★☆

 

ねずみ男回。踏み込んで言うとねずみ男の友情の回か。

そして印象的な妖怪が出てくる回。

何が印象的かというと、

カビを吐く

という性質である。妖怪の吐く息を浴びると、すべてのものがカビまみれになった。正直、鳥肌ものの不衛生っぷりである。見ているだけで、アレルギーで咳き込みそうだ。

 

カビをまき散らす妖怪を、ねずみ男は川に流す……のだが、やめてほしい。ペット廃棄的にも見える上に、そもそもそんなカビの龍王というような妖怪を野に放たないでほしいと強く思う。

あと関係ないのだが、ペットの問題は社会問題というより、私はペット飼育者たちの問題だと思っている。ペットを飼う人間がいなくなれば、そもそもほとんどの問題は消失するのだから

 

 

新宿?だかでねずみ男がぼうっとしているシーンにて、駅や列車の映像が流れる……、そのシーンかなり気合いが入っている絵に見えた。そして見覚えがある。おそらくOPで使用されている映像だろう。

 

物語が佳境に入り、史郎練りの正体が明かされるのだが……なんと、ぞうきんの妖怪だった……非常に驚いた。
外見的に白龍か何かにみえるが、ぞうきんである。日本の妖怪っぽいと言えばそうかもしれない。

 

 

おいおい…………まさかの怪獣大バトルがはじまる。

UnsplashLilian Do Khacが撮影した写真

さらに町は腐海に沈む。ナウシカだろうか?

怪獣バトルに正直、面食らってしまう。

ねずみ男の友情話からの怪獣バトルに移行するのだから、なんてレンジが広いアニメなんだ、と驚いた。

 

『白うねり』が暴れた原因は人間が川を汚すかららしい、こういうところは社会課題か。

友情回なので感動的なお話といえるのだが、内容を改めてよくよく吟味すると、ねずみ男は『あかなめ』と『白うねり』を商売の種にし、鬼太郎に責められ、商売ができなくなると途端に彼らを手放していたのだ。

だとするとそれを感動話に持って行くのは多少強引かなと思った(笑

 

問題解決のために風神雷神がやってくる。神霊をよんで解決させるのはすごい。

 

が、しかしその問題解決のために風神雷神をもってくるのは少し豪華すぎる気がした。そもそも神様クラスを召喚できるなら、なんでも解決できそうな気はする。
(私の記憶が正しければ)現在カルラ様、風人様雷神様が神クラスで登場していた。

 

少し安直な感はやはり感じてしまった。

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