ゲゲゲの鬼太郎(第4期)1996年  感想 その16 93話~99話

Image by Pierre Blaché from Pixabay

目次

・※注意点

本記事にはネタバレが含まれています。

ネタバレを嫌う方、まだ未視聴の方などブラウザバックをお願いします。

 

 

 

 

#93 月よりの妖怪・桂男!

 

オススメ度 ★★☆

 

船を大男が沈めるという話で思い当たる敵はデイダラボッチや海坊主だがそうではない、まったく聞いたことのない妖怪、桂男。

 

ねずみ男回だろうか。
ねずみ男はこうみえて、けっこう別嬪さんとの絡みが多い。ダメ男なのに……、いやダメ男ゆえに別嬪からモテるタイプなのかもしれない。

 

月へ帰る船がうつる、角度を変えて、何度も……ややくどさも感じた。
そこまで何度も見る魅力的な船には見えないのだが……なにか意味があるシーンだったのだろうか。

 

桂男の暴走をたしなめる月女。
しかし、ここまでの被害状況は深刻だと思う。すでに町は数区画分、破壊されているだろう。
いくらたしなめても、被害はあまりに深刻な気がする。

 

 

それにしても、ゲゲゲの鬼太郎は、善良な妖怪が暴れるときは、仲間や姫などを助けるために仕方なく……というパターンがかなり多い気がする。
今回もやむにやまれぬ事情で暴れた話。

 

鬼太郎がオカリナを吹く。すると、カラスの大群がやってくる。さながら蛇を操るの笛のようなものだろうか。

珍しいシーンのように思った。

 

ぬりかべを砂かけババアの研磨剤で、磨き鏡にする、それを反射して月のパワーを得るというからくり。

なるほど、確かに考えれば出来そうな理屈はある。アイディアがすごい。

ただぬり壁は青銅のような金属体なのだろうか?

土壁だと、磨いてもなかなか厳しいような気もする……。

 

とおもったが、世の中には『ピカピカに光る泥団子』というものもあるらしい…………できないことはないか。

そうなると光沢バチバチのぬり壁をもっと見てみたい気もする。

 

ラストの大きな月がうかんだ綺麗な夜空を飛ぶ鬼太郎の姿は良かった。

月の情景自体はうつくしいので、今回はそこのポイントが高い。

UnsplashJavardhが撮影した写真

 

 

#94話 鬼太郎魚と置いてけ堀

 

オススメ度 ★☆☆

 

 

フジテレビががっつり映るのは、このアニメがフジ系だからだろうか。

少年が魚に変身するシーンは克明に描かれていて、なかなかグロテスクだと感じた。

Image by Pierre Blaché from Pixabay

 

井戸仙人のビジュアルは、やはりクトゥルフ神話かなにかのように思う(笑

 

 

 

 

#95話 妖力泥棒・釜なり

 

オススメ度 ★☆☆

 

釜なりという妖怪?魔神なのだろうか?ともかく神社の釜にすんでいる妖怪。

釜……?

Image by K. Mishina from Pixabay

それで、ふと思いついたのは宮城県にある『塩竃神社』という神社である。

塩竈神社は神社の格付け表でも上位に記載された、東北でも屈指の神社らしい。

 

まあ、神仏に知名度もなにもありはしないとは思うが、それでも歴史的な重みと人間との関わりが深い神社であるのは違いないだろう。

 

重要な神様にせよ、今回の魔神のような妖怪にせよ、そういう存在は釜にいるということなのだろうか?

そういえば、海外のおとぎ話にある『ランプの魔神』もなんだか近しいもののように感じるが、どうなのだろうか。

よく考えれば考えるほど、なぜ釜なのかランプなのか、わからないなと思った。

 

#96話 妖怪王・ぬらりひょん

 

オススメ度 ★☆☆

 

妖怪王ぬらりひょん誕生。彼は生まれ変わって、力を手に入れた。
マントに中国風の鎧、新たなるぬらりひょんの姿である……のだが、率直にいって外見があまりかっこよくはないなと感じてしまった。

UnsplashVitaly Garievが撮影した写真

さらにラスボスとして必要な風格、怖さ、かっこよさ、そういう諸々のパンチ力が足りないと個人的には思う。

そもそもぬらりひょん自体、鬼太郎のライバルでとされるが、いつもバイキンマンのように敗北しているので、ラストバトルに出てきても緊張感がない。

ちなみにこの回から99話目までの4話にわたり、第4期史上最も長い戦いが幕を開ける。

 

ぬらりひょんは妖怪島の復活をもくろむのだが、こういうパターンも多い気がしてしまう。妖怪城、チーの城などの設定とややかぶっている感触がある。

 

ぬらりひょんがフジテレビ屋上にいる、ここまでフジテレビの社屋が出てくるのは、マンモスフラワー回だっただろうか。フジテレビ系列だからフジテレビの社屋を出すというの安直が過ぎる感じがする。

そういえば、デジモン1期でもフジテレビあたりがでてきたが、どうやら東映アニメとフジの距離は(取引的な意味で)近いのかもしれない。

 

ぬらりひょんが痛みに苦しむ。動機は何であれ、そこまで苦しむことになろうと、鬼太郎を倒すために執念を燃やしている。

そこはちょっと感情移入してしまうというか、……ともすれば主人公ではないかと錯覚する所もある。

 

最後にベアードが出てくる。

最悪の西洋妖怪といった風に出てくるのだが……ベアードってすでに妖怪自動車ラリーで出てしまっているんですネ……これは痛い。
こういうのは良くないと思う。

なぜラスボスバトルで出てくる重要な敵の妖怪を妖怪自動車ラリー回で出してしまったのだろうか。
ラリー回ですでに目にしている妖怪だったので、驚きが減じてしまう。

 

#97話 追撃! 西洋妖怪四天王

 

オススメ度  ★☆☆

 

これは感想ではなく、注意という感じの話なのだが、ベア-ドのフラッシュ攻撃が視聴者の目に強烈すぎる気がする。

ポケモンショックのこともあったし、刺激を落とした方がいいと思った。

昔、画面の強い明滅で視聴者が倒れてしまうというポケモンショック事件があったのですが、それ彷彿とさせるほどに眩しい。
dアニメストアで視聴しているが、これは早急に修正した方がいいと思う

視聴するときは部屋を明るくするのは当然として、画面から離れ、目を細めて入ってくる光量を物理的に制限するといった自衛策をお進めします。

 

コウモリ猫は声といい姿といい、かわいいと思った(笑

 

 

猫に擬態し、部屋に潜り込んだ敵の魔女グルマルキンだが、

ねずみ男が異変に気がついて、猫妖怪である猫娘が全く気がつかない展開に少々違和感を感じた。

猫の専門家なのだから、一発で見抜きそうなものだと思うのだが……。

 

 

 

 

#98話 試練・妖魔城への道!

 

オススメ度 ★☆☆

 

猫娘のナレーションが、「~死なないで、城之内!」からの『次回、城之内死す!』のようにも聞こえてしまった……内心、クスッときた(笑

 

鬼太郎側の妖怪が勢揃い。だがなんとなく出しているだけ感があり、個人的にはあまり面白みを感じることができなかった。

UnsplashLucas Dalamartaが撮影した写真

 

96話あたりから、おそらく物語最大の戦いが続いている。
……のだが、キャラを勢揃いさせるなどの演出に力を入れすぎて、肝心の面白みが欠ける気はする。
妖怪アニメというより、ありがちな少年ジャンプ的なラストバトル、しかもキャラを出すことを第一としてしまい、面白が二の次になっている気もした。

 

ブイイに追い詰められる鬼太郎。そこに割って入るぬりかべ。

相変わらず優秀なタンク役として体を張る、やはり結構好きなキャラである。

 

 

無理矢理出した感があるような気がした、妖怪たちだったが、やはり最期は妖怪たちが協力する展開に入った。

輪入道も味方になってくれていた、こういう展開を狙っていたのだろう、これ自体は良い、王道だと思う。が、もう少し、ここまでの道のりは工夫してほしいような気がするのだ。

 

あと少し、解せない点はある。

今回は妖怪の多くが積極的に鬼太郎に協力してくれている、しかし過去はどうだったか。
妖怪裁判編を思い出すと、あの時妖怪たちは鬼太郎を冷遇し、無慈悲に刑罰を求めた。どうもあの時の妖怪たちのテンションと、今回のテンションの温度差を考えるとやや混乱する。

というか、今回の妖怪王ぬらりひょん編よりも、あきらかに妖怪裁判編の方が面白かったなぁと思う、あれこそ4話分割にしても良かったのではないだろうか?とそんな風に思ってしまった。
それほど妖怪裁判編はお気に入りである。

 

ベアードとぬらりひょんが仲間割れ。ベアードによって排除されるぬらりひょん……これでラスボスはベアードになった……となっているが、たぶんぬらりひょんは復活するだろうなという気がするので驚きがない。

……とおもったら、すぐに復活した(笑。

やるならやる、で、もう少し引っ張っても良かったのではないかとも思ってしまう。

 

人食い花はそこまで強そうに見えず、あそこまで逃げる意味がちょっと薄い気はした。

 

 

 

#99話 決戦! 妖怪王対鬼太郎

 

オススメ度 ★★☆

 

冒頭は猫娘のナレーション。やはり城之内を思い出してしまう(笑

 

鬼太郎はジャイアントの妖力の源であるひげを高速回転させたチャンチャンコで切断する。

そのときの音がちょっと面白いと感じた。

チュュイイイイン

電動カッターで金属でも切断しているかのような音が甲高い音が出ていた、やはりちょっと笑ってしまう。

ズババババ

ドドドドドド

などの効果音はなかったのだろうか?

ねずみ男の活躍が最後の最後で光る展開は悪くない。

妖怪の王になる、一番偉い存在となる、そういうぬらりひょんの理想は、なんだかねずみ男の理想ともどこか通じる気がする。

『妖怪の王になり支配しようとするぬらりひょん』の野望を阻止するのは、『妖怪王になってみんなからチヤホヤされたいねずみ男』だった。

面白い因果めいた物を感じずにはいられない(笑

 

最後の最後、満身創痍の鬼太郎は、猫娘などの祈りによって力を得る。
鬼太郎はこれまで出会った妖怪の能力を使い、戦うのである。

そういう設定は悪くない、むしろラストバトル展開としてはオーソドックスでありつつも、かなりお気に入りの展開である。
やはり最後、ラスボスは力を合わせた元気玉で倒すのが王道なのだ(笑)

 

化け鯨の外見が好きである。そういえば飲み込まれた人間?がいたような気がするが元気だろうか?

壮大なまとめBGMをバックに、20分くらいで、鬼太郎は爆発し崩落する島をみつめる。

UnsplashLibby OConnorが撮影した写真

爆発の閃光に顔を照らされつつ「でも父さん、さすがに今回は疲れました」とこぼす鬼太郎がなんとなくかっこいい姿だった。
大仕事を終え、燃え尽きた男の面構えか(笑

バトルが終わって、ここまで疲労困憊している鬼太郎はちょっと珍しい気はする。なんだかんだで、不死身で、ほかの妖怪たちを圧倒することが多かったので、余計そう思う。

 

 

114話の中でもっとも話数を割いたであろう妖怪王編。おそらくラスボス戦といっても良いと思う。
しかし、イマイチ楽しめなかったのは残念。
期待が大きすぎたのだろうか……もっとラストにふさわしいより高揚感ももたらしてくれるようななお話やバトルがほしかったと思う。

 

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次