
UnsplashのAdonyi Gáborが撮影した写真
・※注意点
本記事にはネタバレが含まれています。
ネタバレを嫌う方、まだ未視聴の方などブラウザバックをお願いします。
#85話 魔境・土蜘蛛の山!
オススメ度 ★☆☆
今回、鬼太郎の雰囲気がちょっと怖い。
悪い人間に関わるときの鬼太郎は硬い印象を受ける……当たり前だろう。
過去回の妖怪裁判において出席した妖怪たちから、
『鬼太郎は人間側についた』
『妖怪を裏切った』
など非難されたことがあった。
が、現実はそんなことはない、と今回を見ていてと思うのだ。
鬼太郎は常に是々非々というか、悪事を働いて全く反省をしないような人間にはしっかりお灸を据えにいく印象はある。
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強盗犯も強盗犯だが、今回の妖怪の土蜘蛛もけっこう攻撃性の高い妖怪だな、と思う。
そう言うところでいうと、悪事を働く人間とそこに現れる攻撃性の高い妖怪という組み合わせで物語を進むのはたいへんに興味深い。
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土蜘蛛に襲われるときの刑事さん…、拳銃で反撃しているが…いったい何発撃ってるんだ、とは思った(苦笑)

Image by Kurt Bouda from Pixabay
刑事さんの拳銃はリボルバーっぽいし、あの年代の拳銃だとやはりリボルバーだと思われる。
そうすると発砲音と弾数におかしな点があるようには感じた。
まあ、重箱の隅をつつく話だが。
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鬼太郎が食べられた後に、謎の大復活。鬼太郎は無敵すぎる。ちょっとこの演出はやや雑な感じを受けた。
時間がないからさっさと復活させて事件解決させよう的な。
20分くらいの猫娘のデザインが萌えキャラよりの寄りような気はした。
#86話 死の使い・モウリョウ
オススメ度 ★☆☆
鉄拳制裁で指導する着ぐるみ俳優のおやっさん。現代だとパワハラ案件だろうとは思った(笑

UnsplashのRyan Hoffmanが撮影した写真
ただし、このオヤジ、ちゃんと後輩を指導しているので、悪気はないところはフォローしたい。
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デジタル彩色?見やすい。色鮮やかな。このくらい濃い色味の方がいい。
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鬼太郎の幽体離脱作戦、そこから、霊毛チャンチャンコによる圧縮亜空間送りはえぐいだろう。
鬼太郎って、妖怪相手だとけっこう無慈悲に攻撃を繰り出すな、と思った。
まあ、しかし、今回のモウリョウという妖怪は困った妖怪だったので、因果応報というべきなのかもしれない。
#87話 迷い家の倉ぼっこ
オススメ度 ★★★
おそらく114話のなかでもトップクラスに温かい気持ちになれる回だと思う、是非見てほしい。
なんというか人間って捨てたもんじゃないかもしれない、そう思わせてくれる
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倉ぼっこという箒を頭からかぶったような姿の妖怪が登場。
姿は奇怪
しかし彼はとてつもなく善良な妖怪だった。

UnsplashのDevansh Bankaが撮影した写真
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自○志願のオッサンがやってくる
かれは
「つらいから死にたい」
と語る。
その言葉にたいして、妖怪である倉ぼっこは、叱るでもなく、世間話するように
「そんな死に方じゃ地獄へ行くだけだぞ」
とゆっくり話す。
「でも生きているのも地獄です」
「与えられた命なら精一杯生きなきゃいけないんじゃないのかね」
と憐れみの表情で諭す
なんという慈悲!
妖怪なのに、見ず知らずのオッサンの話に親身になり、生きることの尊さをせつせつと語る。
なんて善い妖怪なのだろう。
古びたお椀パワーとオッサンのひたむきさによって、おじさんは返り咲く。
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一方、その話を聞いた腹黒オッサン登場。
話の構造が、日本昔話のような善人爺さんと腹黒爺さんの昔話になっている。
それにしても腹黒オッサンの言動が、素敵。
突き飛ばした上に
「自分だけいい思いしやがって」

UnsplashのMathivanan Selvarajが撮影した写真
と捨て台詞。
素晴らしい欲深。悪役はこうでなければならない。
小物感
嫉妬深さ
欲深さ
すぐに暴力を振るう
こういう姿勢こそ、悪役にふさわしい。
冒頭で救われた善人のオッサンがやってきて、お椀を返す。
そこでまとめのBGM。来るだろうなとは思ったが、案の定きたときの安心感はすごい。
いわゆる神回。派手なバトルはないが、昔話的な構造で人間的な側面でためになる。
#88話 妖怪ふくろさげの罠!
オススメ度 ★★☆
またねずみ男がやらかす。
ねずみ男のガメツさ。可愛げがあるようにすら感じる。
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子泣きジジイがインターネットをやっているのには驚く。
当時だとウインドウズ95?98?とかそのくらいだったろう。その時点でインターネットに触れているのは、先進的すぎる。
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月光の下で、ポンポン腹をたたくたぬきくんにはすごく日本的なものを感じた。
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ぬりかべ活躍。ぬりかべ登場とともに、頼もしい戦闘BGM。
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狸の戦闘の姿が、中国風の姿なのはなぜだろう?大陸から渡ってきた妖怪ということなのか?
と思ったら、目玉のおやじの解説が入った。
勉強になった。
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妖力を失った狸を深追いしないように目玉のおやじは言う。やはり慈悲深い目玉のおやじさん。
#89話 髪の毛地獄! ラクシャサ
オススメ度 ★★★

UnsplashのJulia Butsykinaが撮影した写真
猫娘回だろうか?ホラーテイスト強め。こういう感じは久しぶりなので新鮮に感じた。
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きれい、と大人の女性に頬を赤らめる猫娘。雰囲気がある。
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ウエイター男の声が吸血鬼の声なのでちょっと怖い。同じ声優さんだろう。
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5分くらいの猫娘がコーヒーに砂糖を数杯入れるシーン。そこの作画が丁寧に見えた。

UnsplashのKatlyn Booneが撮影した写真
こだわり?なのだろうか?
あるいは時間をたっぷり使い、丁寧にすることで、ホラーっぽいテイストを濃くできる効果を狙ってのことだろうか?
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7分くらい、また重箱をつつく、つまらない指摘になってしまうのだが。
鬼太郎を運ぶカラスの大群がでてくる。
ふとみると、何羽か鬼太郎の体重を支えるワイヤー?糸?に繋がっておらず、体重を支えているように見えないカラスがみえる。サボりカラスだろうか?
角度的、あるいは、夜の低照度によってみえないのだろうと解釈する(笑
なぜぬりかべの会いたかったものはお地蔵様なのだろう?
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16分くらい
敵の攻撃を受けて苦しむ鬼太郎のシルエットが影絵的に浮かび上がる演出は良い。
ホラー色の強い今回にピッタリ。
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インドの行者登場、そして敵の正体が判明、インドの妖怪。やはり、ウエイターが黒幕だった。……声優が違うから最初からきな臭いなとは思ってはいた。
声優や俳優の配役で、誰が黒幕かわかってしまう事って、実はちょくちょくある(笑
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猫娘の鬼太郎に対するほのかな恋慕、妖怪であるが故に大人になることができず、鬼太郎との関係を進展させることができない現状への不満、
そういった猫娘の、いわば心の隙につけ込むインド妖怪。
猫娘もそこそこ優秀な妖怪だろうが、心の隙があること、そして相手がインドからやってきた手強い妖怪となると、話は別だった。
猫娘もあえなく陥落。
海外妖怪は強力で手段を選ばないことが多いという気がする。
猫娘が戦闘で光る、そしていつもの勝利への戦闘BGM
行者が退散するときに、虚空から垂れたロープにつかまり、消える。神通力だろうが、妖怪以上になにがしかの力を持ってそう。
人間の神通力と鬼太郎の妖力ってどっちが強力なのだろう?力比べ回とか見てみたいと思った。
#90話 峠の妖怪・ぶるぶる
オススメ度 ★☆☆
親子の愛によって、妖怪を打ち破る話は暖かい。
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つるべ火の登場は、個人的に熱い。もちろん二重の意味で。
火に弱いなどの妖怪退治には、わりと登場するつるべ火さん。
炎ということで今回のケースでも効果抜群。

UnsplashのAziz Acharkiが撮影した写真
レギュラーメンバーではないものの、以外と活躍することの多い存在。べんりな存在ともいえるだろうか。
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妖怪メガネは見た目が面白い……しかし、ぽっと出のアイテムだと思われる。こういうぽっと出のアイテムは個人的には好きではない。
#91話 夜の怪! 百鬼夜行の鬼
オススメ度 ★☆☆
己の力を発散するはけ口がなくなって地獄の鬼は暴れ出すといわれるが、もはや、禁断症状で手足が震えてる病人じゃないか、と思った。
地獄に落ちてきた人間を苛まないと心身の安定を保てない地獄の鬼は、それはそれで因果なものだ。
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農村が映ったり、裏山の坂道が映ったり、そうかと思えばビルの屋上で都会を見下ろしていたり、かと思えば、木造の低層建築がひしめく町をあるいたり、と表現の幅が広いな、と思ったし、ワンシーン、ワンシーンがなんとなく心に残る絵だ。
なぜこのような絵を連ねる必要があったのだろう、いい絵だったので気になった
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兄貴分の鬼を思って人間の魂を集めるという地獄にとっても人間界にとっても迷惑な話だが、それを許す目玉のおやじ。
そもそも薬草で治るなら、何でこんなに迷惑で大それたことをしたのか……身勝手で短絡的すぎる動機である。
しかし、それでも、目玉のおやじはあくまで慈悲深い。
反省している鬼に「仲間を想うことはいいことじゃ」と懐深すぎる回答。
#92話 百目とぬらりひょん
オススメ度 ★★★
百目の子がかわいいと思った。挙動もかわいい上に、声もかわいい。

UnsplashのAdonyi Gáborが撮影した写真
ただ外見はクトゥルフ神話のそれ、あるいはブラッドボーンだろうか……声とビジュアルのギャップがすごすぎる。
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百目の子どもが、ねずみ男とともに水を飲んでいるシーンがあるが、いったいどこに口があるというのだろう?
ほかのシーンを見ても、口があるようなシーンが見えない。不思議だな、と思った。
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こわいよ~と泣く声がかわいい。
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結局、妖怪樹というのがイマイチつかめなかった。強敵のような立ち位置なのだが、今回の物語に関しては、百目の子どもの成長イベントといったもので、妖怪樹というものは、その話の出汁に使われた感が強い。
なので、くわしくは触れられていない。
ぬらりひょんの口ぶりから、兵器という言葉も飛び出しているし、もしかしたら、劇場版などでボス役を張るほどの実力、戦闘力はあったのかも、とは思う。
妖怪樹の登場もインパクトがない。
おそらく今回の物語の核は、そこではないだろう。
今回のお話の目玉は、百目の子どもなのだ、目玉だけに。
なので、妖怪樹の存在感が希薄になるのもしょうがないのかもしれない。
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「子どもの成長を願うのは親の気持ちは、人間も妖怪も同じじゃよ」
と相変わらず、慈悲深い目玉のおやじのお言葉で物語が終幕。
とりあえず、目玉のおやじのありがたい説諭があれば、物語が締まる

