
https://www.yuyushiki.net/
#※注意書き
本感想記事にはネタバレが含まれています。
未視聴の方、ネタバレを嫌う方などはブラウザバックをお願いいたします
#はじめに
アニメ ゆゆ式を視聴しました
ゆゆ式も、気がつけば既に『わりと古め』のカテゴリに入るアニメにはなります。(すでに2012年のアニメになっている……時の流れよ……)
が、今でもその印象は残っていて、忘れ難いアニメです
なので再視聴、そして感想を残しておきます。
#最初に結論
『日常系において』ということで考えると、このゆゆ式(アニメ)は強くオススメできます。
むしろ日常系アニメのカテゴリのなかでこれを見ないでどうする!と鼻息を荒くしてしまうほど。
正直、日常系を語る上では欠かせない作品だと思う。
##オススメできる人
さて、いつもどおりこのアニメがオススメできる層とできない層はどういう層なのかを個人的判断で提示したいと思います

UnsplashのJennifer Kalenbergが撮影した写真のJennifer Kalenbergが撮影したイラスト素材
オススメできる層に合致したかたはぜひ視聴してください。
オススメできる層は
1 日常系アニメが好きな人
2 ラジオ感覚でアニメを視聴したいかた(精神的な負担はない)
3 ゆゆ式独特のノリが気に入る方。どことなく高IQの男子小学生っぽい会話のノリといえばいいのか……。
3に関しては、とくにこのアニメの特徴だと思う。ここを同捉えるかではマル秘とはハマる、はまらない人はハマらないという結果につながる。
個人的にはかなりハマった。このあたりの味わいは、ゆゆ式の個性。楽しかった。
##オススメできない人
1 日常系アニメが苦手な方
2 このアニメ特有のノリ。会話様式ともいうべきものが苦手な方
3 上記した2と関連するが、ノリやネタにちょいスケベ目な部分が散見される。日常系でありつつもそういう要素があって、嫌いな人はダメだろう
4 キャデザ自体若干個性的なところはある。
そのデザインが受け入れられない人も難しいかもしれない(個人的には気にならなかったどころか、逆に愛らしいと感じるくらいだったが……。)
#感想1:1話冒頭あたりの画のアクセル
日常系作品ではあるものの、特に1話目。
三人が動くときの画など細かく丁寧に書き込まれているように感じた。
JKの日常を丁寧に描こうとする強い意思のようなものをほんのり感じた(笑?
#感想2ガラケーなのがそもそも熱い
これはOVAでもそうだった話ですが……ガラケーが登場していた……ひどく懐かしい。
振り返れば、あの二つ折りのガラケーというものは、たしか2015年あたりまで使っていた記憶があります。
『仕事用にもつ』、『電話専用機としてもつ』などスマホをもつ必要性が薄い使い方をしている人たちが、2015年くらいにはまだまだ巷にいたとおもう。
もちろんスマホもそのころにも登場はしていた、しかし完全浸透と派手は言ってなかったと思う。
とくに2010年代中盤まではiPhoneやAndroid高価格帯機種をのぞいた、大衆向けの中級機、廉価機のスペックが非常に低かった。
快適に使うならiPhoneあたりを手に入れるか、けっこうなお金を出してハイスペックAndroid端末を手に入れる必要があったと思う。
なので電話くらいなら、まだガラケーでがんばれるという空気があったようにおもう。
しかし2018~2019年くらいから、その流れが変わった。
厳密に『この機種が出たから』とか『このチップが搭載され始めたから』からと言う具体的な話はガジェットマニアではないのでできないのだが、たしかそのあたりからiPhoneでなくとも、ハイスペックAndroid機でなくとも、日常使いでは快適になり始めていたと思う
OS自体もアンドロイド11、12あたりから成熟し、使いやすくなった気がする。
そういう機器の日進月歩の進化と調整の積み重ね、さらにそのご、ラインなどのアプリ通話が普及し、必ずしも電話(端末としてのガラケー)が必要と言うこともなくなった。
そういう流れが進行した結果、見渡すとガラケーは消えていた。(ちなみにその後3G電波の停波もあってさらに息の根を止められた感じ)
振り返って見るとiPhone3GSあたりがでたのが2010年くらいで、そのあたりがスマホというあかちゃんが2本足で歩き始めた時期だったと個人的には思う。
ようするにガラケーからスマホへという流れはすでに2010年代の前半からは始まっていた。
しかしそれが完全に浸透し、やっと全体の色が変わり始めたのが2018年くらいだった……そのように個人的に記憶している……あくまで個人的に。間違えていたら申し訳ないのだが。
長々と無駄なおしゃべりをしたが、ようは、そういうガジェット時間的変遷があり、かつ、そこに照らして考えると、この作品がスマホに置き換わる以前の作品なのだな、ということがみえて、感慨深いのだ
いや率直に言えば、自分も年を取ったんだな、と再確認できてしまって苦笑したのだった(汗
#感想3 日常系とVTUBERについて
この話は全く持って横道それる話なので、無視してもらってもいい話だが、日常系のアニメであるゆゆ式を見ていて少し思ったことがある
それは日常系はこれからとある業界にお客さんが奪われるのではないかと言うことだった。
日常アニメは肩がこるような内容ではなく、さらさらと見れるのが肝だと思うが、これはたぶん、ある層とかぶっている。
それは『Vtuberのゲーム実況』ではないか、と個人的に思うのだ。
というのも、少し前、実力派のお笑い芸人が、
VTUBERをゲーム配信を視聴しながら酒を飲むのが楽しみなんだ的なことを言っていた気がする(うろ覚えなので間違えていたらすいませんが)。
おじさんの中にもやはりVtuberのゲーム実況を視聴しながら酒を飲んでいるらしい層はいる。
VTUBERの文化は、決して若い人やごく一部だけが楽しむ文化ではないらしい。
そう考えると、自分がアニメ、とくに緩い内容の日常系アニメを見ながら作業したりといったこととなんだか、重なる気がしてならなかった。
#感想4 EDをみると、心にぽっかり
ゆゆ式のEDを見ていると、なんだか喪失感を感じた。
……なんだろう、視聴してると感じるこの喪失感。
普通のオッサンなのでJKの日常ルートとは無縁である。
なのに『もう戻れない』という喪失感は……。
このEDでしか摂取できないゆゆ式の成分を感じる。
サビの部分で曲は盛り上がるが画の大きな変化は……ない。三人はただいつもどおり仲良く歩いているだけだ。
変化がない。
だが、それがいい(←花の慶次より引用)。
これが日常なのだから。
視聴する私が興奮しようが喪失感を味わおうがそれは全く関係ないし、それでいい。
しかもそうやって見続けると、ゆずが立ち止まり、手を振る……ここでわかる。
実は視聴者はそこにいる、ゆいちゃんたちと同じ場所に。
視聴者もアニメの中にいて、ゆゆ式三人組を見続けていたのだ、そしてそれに気がついたゆずが手を振った。
憎いギミックが仕掛けてあった(笑
何の変哲もない日常、サビで盛り上がっても彼女たちは変わらない。だが、彼女たちの世界にふっと、自分も入る。
なんだかそれがうれしいような気にさせる。そのギミックを仕掛けてくるこのEDはなかなか素敵だと思う。
#感想5 会話、特にノリとワードセンスについて。
このアニメの会話を見ていて一番に思うのは、会話がどうも女子高生っぽくはなんじゃないのかという感触だった(笑

UnsplashのSokha Michaelが撮影した写真のSokha Michaelが撮影したイラスト素材
それはノリツッコミの反応速度だったり、ツッコミ時のフィジカル、単純な構造の下ネタをぶちこむセンス、その下ネタから派生する身体接触など、そういうのがなんだか女子高生っぽくない。
……いやまあ、30代のオッサンなので実際の女子高生の会話を聞いたり、体験したわけではないので確たることは全く言えないが、それでもやはりフィットしない気がする。
じゃあどこの層でフィットするのかというと
小学生男子。
そこにノリがフィットする気がする。
でも単純に小学生男子なのかというのとそれもなんだか違っていると感じる。
構造とかそういう大枠では似ている気がするが、さらに細かい部分、ワードセンス、話の広げ方などは小学生男子では見つけられない高度宇那手クニックやセンスは感じるので、なんとなく小学生男子を高IQ化させた会話という形が近い気がする
#感想5-2 べつに話が落ちていないとは思わない。
あと話が落ちていないという話を昔聞いたことがある。それもどちらかといえば批判的なニュアンスを含んで。
しかし私はそれについても思うところはある。やや逆張り的な物言いになるが、彼女たちの会話が落ちていないとは思っていないのだ。
というより、ゆゆ式は話が落ちないことを前提に、話がスムーズにすすみ終わる構造。
つまり落ちないことを含めて落ちている、そんなふうな捉え方を私はしている。
お前はもう死んでいる
という某有名漫画の台詞がある。それを借りるならば
(話し始めた瞬間に)話はもう落ちている

UnsplashのKaren McGowinが撮影した写真のKaren McGowinが撮影したイラスト素材
である(笑
そもそも話が落ちるとか面白い会話などというものはゆゆ式において、重要なことではない
それよりも愛らしい女の子たちの掛け合い、テンポ、リアクションなどにみえる可愛さを感じる取る方がはるかに重要。
それがゆゆ式なのだと個人的に思う。
#感想6 ゆゆ式とAI
令和の時代、情報処理部の存在意義はなんなのだろうと根本的なところで考えてしまった
というのも、ゆいたちがやっているのはただの検索、そしてそこからおしゃべりをするだけという構造なので……今の時代、それってAIとスマホで十分な気がする。
検索してそれを題材に緩いおしゃべりを繰り広げる構造は、インターネットが普及したあたりの話で、スマホ以前、さらにAI以前の話だ。
先ほども記したとおり、今は検索はせずAIに尋ねておしまい、という人間が激増している。(ゆゆ式を知るためにだれもこのブログの粗末な感想文などみやしないのだ(苦笑 そう考えると、逆にプレッシャーがなくなるので気楽にはなっている)
検索すらも終わった時代になってきているのだ。
スマホに問いを投げれば、AIがその単語の意味から背景までを一気に提示してくれる
つまり、わざわざ部室を用意してまでやることでもない。
そうすると三人へ部室は提供されず、三人のおしゃべりの場はなくなる。
もしなにかパソコンを使ってやることがあるとしたら何だろう
令和の時代にフィットする三人組の活動とはどういうものなのだろうか。
#感想7 伸びる四肢の魅力
このアニメを見ているとふと、そこまでエロさにふっているわけでもないのに、制服から伸びる四肢に非常に強い魅力を感じる
ギャクアニメだし、百合要素はあってもそこまで男性向けでもない、けれどゆいたちを筆頭に制服から伸びる四肢が非常に魅力的に……エロさやフェチ的な感じを受ける。
どういうことなんだろうか
そのあたりはアニメの制作陣が意図したのか、それとも原作に最初から埋め込まれていたものなのかわからない
こういうところもゆゆ式の魅力の一つだとおもう。
独特の会話、単純で勢いのある下ネタ(このあたりもなんだかJKっぽいのかは疑問)、鋭い突っ込み、全体から漂うエロさやフェチ
こういうあまり同じお皿に盛り付けられない要素が一皿にまとまっているのがゆゆ式、そう思う。
#感想7-2 【ゆゆしき】問題はOPの最奥にて
半分冗談で、という前置きをひとまず置いて、これからある謎について書いてみたい
まずそもそも論だけど、ゆゆ式のOPもなかなかいい。
ゆゆ式が持っている世界観よりもさらに躍動感のあるOP。
これは、これから始まる輝く青春を予感させるものだ。
それはそれで素晴らしい、動きの少ない日常系4コマの世界とは真逆の雰囲気を出すことで読者を惹きつける。
効果的だと思う
逆に動きのあるアニメならあえてしっとりしたOPやEDをつくったりするのは効果的なのかもしれない、ということもなんとなく考える
で、そんな素敵なOPなのだが、ぼうーっと視聴してある一点が気になって、停止ボタンを押した。

引用https://www.youtube.com/watch?v=DZnpq8JuyGQ&list=RDDZnpq8JuyGQ&start_radio=1
最後の画を見て思うのは……「ゆいちゃんたち……履いているのかな?」ということだった。
OPの最後のシーン、ジャンプしてスカートが風に揺られるのだが、角度のせいだろうか、どうもそういうところ不安させる画になっている(苦笑
ゆゆ式においてもっとも由々しき問題といえば、このことではないだろうか(笑
#感想 ゆいちゃんの魅力
ゆいちゃんのつっこみが「なんすか」とかけっこう男の子っぽいツッコミが癖になる良さがある
#感想 区切り
4話あたり見てて思ったが、ゆゆ式は少しネタの変わり目がわかりづらい気がする。
本質には関係の無い些末なことなのだが、続いている話なのか続いてない話なのか迷子になる気がした
時系列的な存在も薄い気がするので余計にそう感じる
個人的にネタの始まりと終わりを区切ったほうが親切かなとは思った。
#感想 ゆいちゃんトランス
これも4話あたりの話。
ゆいちゃんが寝てなくて奇行に走る。
最終的に寝込む。
普段は冷静なツッコミ役のゆいちゃんが乱れる貴重なお話
夕日の保健室で心細くなるが、そこへゆかり、ゆずこたちがやってくる。
いつもの仲間……たまに同性セクハラじみたケースはあるが(笑
この奇行に走るときのゆいちゃんの姿はめずらしいと思った(笑
このあたりのエピソードは三人の仲良しを感じられる良いシーンだろうと思った
#感想 デカいおうち
7話のはなし
また冬。明けましておめでとうの話でゆいの家に行く、それにしても良い家だと思う。
こういう良い家の描写っておそらく、これらかの日本では見られなくなっていくと思う。
税金関連も高く、経済状況も良くないですからね、ポンポンこういう家を持っているキャラは少なくなるのだろうな、と思う。
一億総中流という中間層が分厚い時代なんぞ今は昔……経済大国ニッポンの夜明は来るのだろうか?
#感想 一人の人間にとっては小さな一歩だが、ゆかりちゃんにとっては大きな一歩である
11話のお話でゆかりが珍しく将来の話をしているときに、自分の意思によって未来を選択することを知る。
そのあたりはすごく青春らしくて、また重要な人間の成長のような気がした。

Image by WikiImages from Pixabay
けっこう重要なことだと思う。
ゆゆ式という日常アニメに埋め込まれた人間的な成長シーン(笑
人間というのはこういう小さくて大きな一歩の積み重ねで、人生が拡がり彩られていくんだと思う。
#感想 原作は連載中、つまりストックはある
少し調べたのだが、原作の方は未だに連載しているらしい……いや、すごい。本当にすごい。
そしてそれを支えているファンの藍も同様に凄い
さて、ということは、2期をやるストックは十分にあるだろう
となると、どうだろう、2期はやるのだろうか。
やってくれるのなら、うれしいかも。
8話2ヶ月くらいのコンパクトな話数でもいいので。
#まとめ
今回ゆゆ式を見て、たしかにファンがつくのも納得だなとは思った
この感触を味わえるアニメ(+原作)はない。
このノリ、このテンション、この勢いのあるからっとした下ネタの盛り込みかたなど
ゆゆ式でしか味わえないものがある
だからこそ多くのファンがついているのだなと再確認できた。
さらっと見ることができるので、日常系のカテゴリに触れるとしたらぜひ触れてみてはどうだろうと、思える作品だった。
ゆゆ式はやはり《ゆい》一無二の味わいだった……ゆいちゃんだけに(激寒ギャグ)
追記:ボイスコミックがでているっぽいです
※2026年5月時点の情報ですが
なんと!公式からボイスコミックが最近出ている様子です。
アニメも良いですが、こちらは会員登録や月額費もなく、YouTubeで視聴できます。
より気軽に楽しめるでしょう。
ゆゆ式がなんなのかわからない、原作にも触れてみたい、そういうひとが最初に触れるには良いかもしれません。
dアニメストアに登録しているなら、即時アニメルートに入った方が良いとは思いますが。

