えくそだすっ 感想 ※ネタバレ含む

http://musani.jp/works/index.html

目次

#注意書き

本記事はネタバレが含まれています。

ネタバレを嫌う方、まだ未視聴の方などはブラウザバックをお願いします。

 

 

 

#はじめに

この間、第三少女飛行隊を視聴した流れで、ついでに……いや、そうというと……アレですが、とにかくdアニメストアのオススメに上がっていた(おそらく第三少女飛行隊を視聴したので関連で出たのだろう……)ので『えくそだすっ』を視聴しました。

 

軽く触れておくと、こちらの作品……けっこう面白かったです。

いや1話完結なので面白いも何も完全な判断というものは出来ないのですが、1話段階でいえば面白かったですし、これからの先が気になる好印象なアニメでした。

これから彼女たちの命運はどうなっちゃうのか……それが気になります。

そういう引力の強さでいえば、第三少女飛行隊以上の引力がある気はします。

 

キャラデザ自体はコテコテな90年代の味を微かに感じるオタクっぽいデザインかもしれないですが、個人的にはこのデザインは大好きですし、なによりお話の内容は予想外に良い。

 

内容を簡単に説明すると、「犯罪に巻き込まれて犯人に仕立て上げられたアイドルたちが、自らの潔白、そして陰謀を暴くために逃避行を繰り広げる」というもの。

 

個人的にはそそられます。

というのも、こういう『逃避行的なお話』というと、『ミッドナイトラン』という古い映画を思い浮かべてしまうからです

ミッドナイトランという映画は古い作品ではあるのですが、かなり好きな作品で、今でも印象に残っています。

本作ももしかしたらそっち方向にお話が動くかもしれない、そう思うとわくわくしたのは確かでした。

 

話が横道それました、戻しましょう……。

というわけで、以下で『えくそだすっ』の感想をぺちゃくちゃおしゃべりしようと思います。

 

 

 

#最初に結論

 

まずこちらのアニメがどういう人にオススメなのか、オススメでないのかを考えました。

 

##オススメの人

 

・エンタメ性の高いアニメが好きな人

・1話単発なので時間のない方

・未完成(1話のみ)で終わるため、その先の展開を自分で想像するのが好きな方

 

 

 

##オススメじゃない人

 

・アニメらしいキャラデザや、アニメらしいリアクションが多いので、そういうのが気になる方

・ややお色気ありの美少女たちが派手なアクションをする構造ゆえにそれを嫌う方

・本作は未完成のまま終わる作品なので、ストーリーが途中で途切れることに不満やモヤモヤを感じてしまう方

おそらくこのような感じかと……。

 

 

#感想 というか、魔法少女モノじゃなかった

私は当初、この作品が『魔法少女モノ』だと勘違いしていました。

 

Image by Dorota Kudyba from Pixabay

 

てっきり美少女たちが変身して戦うファンタジーアニメかと思って観始めたのですが……実際はまったく違いました。

物語が進むにつれて、展開は一気にシリアスな方向へと舵を切ります。

なんと、マネージャーが殺害される事件が発生。さらに、その犯人としてアイドル3人組が警察から追われる身になります。

美少女3人組が警察から追われるという構図が明らかになった時点で、ようやく「あ、これは、いわゆる逃亡クライムアクション(系のジャンル)なんだ!」と理解しました。

死体が出てからの展開はまさに怒涛。

色っぽくてサディスティックな女性警察官の登場をはじめ、突如として鉄砲や大型バイクが登場し、繰り広げられるアイドルたちのガンアクションや派手なチェイスシーン。

「なるほど、こういう方向性のお話なのか!」と、思わず感心してしまいました。

 

自分の勘違いが根っこにあるとはいえ、ある種のどんでん返しを食らった気分で、楽しく視聴できました。

 

#感想2 冒頭のダンス

 

最初のCGっぽいつくりのダンスシーンは、正直あまり良くなかったな、と個人的に感じました。

 

というのも、本作はCGのダンスシーンよりも、キャラクターたちの会話劇や表情のどアップシーンのほうが遥かに魅力的で、見せ場として優れていると感じたからです。

そういう強みの部分を持ってきた方が良いように思いました。

 

#感想3 トイレの神様ならぬ、トイレの姫様たち

 

アイドルが切羽詰まって「トイレ飯」をしているという画は、設定として非常にインパクトがありますし、ブラックユーモアがあって面白いと思いました。

……ただ、面白いと同時に、やっぱりどこか悲しい。

可愛い美少女たちが、仲良く並んでトイレでご飯を食べているなんて(笑)。

ネット上に転がっている有名な構文を借りるなら、「トレイシー、俺悔しいよ」と、まさにそんな気分になります(苦笑)

 

 

 

#感想 『この角度』も、『この押しくらまんじゅう』も

 

絵のことは全くしらないが、「私もおトイレ行ってくる」といったキャラを下方から見上げるアングルなどがあった。

もなんというか、女の子の可愛さやお色気を引き出させる意味、そして狭い個室を立体的に見せるなどの効果があるように思う。

こういうシステムを効果的に組み込んでいる気はする。

 

そういえば、このあいだの第三少女でも、ありあとキャシーがコックピットで押しくらまんじゅうしていたが、狭いところでの肩を寄せ合うような演出が好きなのだろうか?

前にも言ったが、ラピュタでもパズーとシータが肩を寄せ合っていたシーンもあった。そういうシーンは仲の良さなどを見せることができる。

物理的な距離の近さは親密度を演出できるのだろうか?

 

そういえば銭湯などで『裸の付き合い』という言葉もある。

服を着ていないが故に腹蔵なく話し合える。そういう言葉だ。

同様に狭い空間で肩を寄せ合う状況だと、人間同士どことなく精神的距離感近くなるのかも。

 

#感想 魚眼の力

深呼吸しよ

といって、三人の少女?たちからカメラが離れるが、そのとき魚眼の画になっている。

先ほど書いたのと同様、効果的だと感じる。

魚眼の画は広々としているがどことなく空虚感を感じさせる画だとおもう。

そしてそういう効果ゆえにそれまでのノリとは違う印象をあたえ、流れを変える力がある。

警報鳴り響く緊張状態から、いったん間を置く意味で有効なのかもしれない。

 

 

#感想 顔

 

警報が鳴り響き、3人はパニックに陥ります。「どど、どうしよう」とうろたえる黄色(あるぴん)と、緊迫した表情を浮かべる他の2人……。

このときの三人の画がよかった。
彼女たち三人の顔をどアップ

UnsplashReinis Bruzitisが撮影した写真

状況は間違いなく最悪で、緊迫している。

切迫感に押されつつ、どこか「覚悟」めいたものが浮かぶ真剣な顔つきの画はよかった。

 

この数秒の画、なんだか良かった。

 

#感想 布石か

東京ドームらしきものを眺めつつ

「武蔵野ドーム」
「おっきよね」

という会話があった。これって最終話への布石かなと思った。

 

UnsplashNichika Sakuraiが撮影した写真

 

最終話で自分たち(トレイシー)を罠にはめた黒幕との最後の決戦が繰り広げられるのだが、その舞台は武蔵野ドームになる……

世界を股にかけた逃避行の果てに最初のステージに戻ってくるという展開はアリだろう。それを予感させる布石のようなセリフに感じた。

#感想 キリッとした美人

 

警察署のシーンでは、恋ヶ窪警部という、ミニスカすぎるキリッとした美女警察官が登場

UnsplashMaks Styazhkinが撮影した写真

キャラクターデザインもすごく良かったのですが、正直「ちょっと要素を盛り込みすぎでは?」とも思いました(笑)

盛りだくさんなノリもふくめて、作品の味わいなので、これで良いのだろうと思った。

 

#まとめ

 

このアニメを観て1番強く残った感想は、「魔法少女モノだと思っていたら、実は全く違った」ということです。

単純に私の勘違いのせいなのですが、たしかに派手なアクションシーンはあるものの、魔法のようなファンタジー要素は一切なかったのは、良い意味で予想を裏切られた感じがあった。

1話で終了の作品なので、盛り込みすぎな感じはありますが、それでもよくまとまっていると思ったし、視聴負担も少ない(1話なので)ので興味がある人は視聴されても良いかもしれません。

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